BMW 525i E39 最終後期型 ハイラインパッケージ
|
4代目5シリーズ。エクステリア・デザインは、BMWのデザイナーである永島譲二。 先代よりボディーサイズを拡大したが、空気抵抗係数(Cd値)は0.29-0.30である。 アルミ製サスペンション(リアサスはこの代からインテグラルアーム式<5リンク>)を採用し、さらなる安定性および、軽快なハンドリングを実現すると共に、ASC+Tと呼ばれるトラクションコントロールを直列6気筒モデルに装着した。 パッシブセーフティの面でも充実しており、ITSヘッド・エアバッグを含む10エアバッグにもなった。 電子制御デバイスの導入にも積極的で、自動防眩機能を内蔵したルームミラーやレインセンサー付きのワイパーなどが装備される。 直列6気筒モデルのトランスミッションがマニュアルモード付きのステップトロニックと変更を受けると共に、可変バルブ機構のVANOSが吸排気の両方に作動するダブルVANOSに進化。 2000年にはフェイスリフトを行い、1996年から2000年までのモデルが前期、2000年以降が後期となる。後期の外見上の大きな識別点は一般にイカリングと呼ばれるエンジェルライト。直列6気筒(M52)エンジンを一新して、パワーアップを図りつつ排ガスもクリーンになった。 運転する楽しさ、すなわち『ドライビング・プレジャー』を追求したハイグレードサルーンがBMW。 5シリーズは日本車で言えばクラウンやセドリックと同等のポジショニングで、 オーナードライバーがステアリングを握るためのラージサイズモデルです。 BMWの直6はその回転のスムーズさから『シルキー・シックス』の異名を持つ素晴らしいエンジンです。 ピークパワー数値は日本車に届きませんが、低回転からレッドゾーンまで気持ちよく吹け上がるフィーリングは BMWならではの味わいを堪能出来ます。 |